公務員の仕事をしていて、
「これ、あほらしくない?」
「何のためにやってるんだろう…」
と感じたことがあるなら、あなたはおかしくありません。
むしろその感覚は、
ちゃんと考えて、真面目に仕事をしている証拠です。
私は市役所で10年間働きました。
その中で何度も、「この仕事、費用対効果悪すぎない?」
「これって本当に誰のため?」と感じる場面に出くわしました。
この記事では、
公務員の仕事がなぜこんなにも**“あほらしく”感じてしまうのか**を、
現場の体験談ベースで言語化していきます。
公務員の仕事が「あほらしい」と感じる理由
理由①:コスパがとにかく悪すぎる仕事が多い
特に福祉系の部署で強く感じたのが、費用対効果の悪さです。
たとえば障害福祉課では、
透析患者さんが通院するための交通費補助として、
タクシー券などを支給していました。
でも実際は、
- 年間1万円にも満たないチケット
- そのために
- チケットの印刷代
- 案内文の作成・印刷
- 切手代
- 窓口での対応
- 管理・確認作業
正直、どう考えてもコストが見合っていない。
現金で一括給付すれば、
- 仕事は減る
- 利用者も窓口に来なくていい
- 職員も疲弊しない
マイナンバーを使えば一瞬でできるはずなのに、
「前例がない」「制度が…」で改善されない。
こういう
「税金の無駄使いでは?」と思う業務が、本当に山ほどあります。
理由②:自分の仕事の意味がわからなくなってくる
だんだん分からなくなってくるんです。
これは誰のための仕事なんだろう
誰を助けて、何を生み出しているんだろう
もちろん公務員は「全体の奉仕者」です。
でも、日々の業務をこなす中で、
- 社会的弱者を支援しても
- 将来的に何かが生まれるわけでもなく
- ただ“現状を維持するだけ”
そう感じてしまう瞬間があります。
この感覚に気づいてしまうと、
仕事が一気に虚無になります。
理由③:機能していない決裁ルート
公務員の仕事は、
起案 → 決裁が基本です。
でも現実はどうか。
- 上司が中身を見ていない
- ハンコを押すだけのスタンプラリー
- 何人通してもミスがそのまま外に出る
それなのに、
ミスが起きたときの責任は担当者ひとり。
「じゃあ、この決裁ルートって何のためにあるの?」
そう思わずにはいられません。
理由④:所得制限に嫌気がさしてくる(福祉職あるある)
福祉関係の仕事には、ほぼ必ず所得制限があります。
非課税世帯ばかりを日々見ている中で、
きつかったのが、
- ちゃんと働いて
- ちゃんと納税して
- それでも制度上は申請できるはずの人
そんな人たちが、
所得制限で切り捨てられていく場面です。
「一番行政の恩恵を受けてほしい人に、何も返せていない」
そう感じるたびに、申し訳なさと虚しさが残りました。
理由⑤:仕事ができても給料は増えない。増えるのは仕事だけ
公務員の世界では、
- 仕事ができる人
- 真面目な人
ほど、仕事が集まります。
兼務、追加業務、急な対応。
でも給料は変わらない。
評価されるわけでも、報酬に反映されるわけでもない。
これをあほらしいと感じないほうが難しいです。
理由⑥:国や県からの「丸投げ」で仕事量が増え続ける
「補助金出します!」
「給付金やります!」
聞こえはいいですが、
実務を回すのはすべて市町村。
- 制度設計は丸投げ
- 市民対応は全部現場
- 人は増えない
- 兼務で回すしかない
仕事だけがどんどん増えていきます。
理由⑦:カスハラ対応が本当に馬鹿らしい
窓口では、
- どうしようもないことで
- 延々と怒鳴られ
- 意味不明な要求をされ
正直思ってしまう。
この対応、1円にもならないよね?
でも逃げられない。
助けも来ない。
これを続けていると、
仕事への尊厳が削られていきます。
理由⑧:災害対応・選挙事務など、プライベート無視の仕事
公務員には独特の仕事があります。
- 災害対応
- 選挙事務
- 緊急対応
予定なんて関係ありません。
休日も、家庭も、体調も後回し。
「公務員だから仕方ない」
その一言で片づけられます。
理由⑨:業務改善しようとしても「予算がない」で終わる
効率化しようとすると、
- 予算がない
- 上司が理解できない
- 前例がない
で止められる。
改善しようとする人ほど、
やる気を削がれていきます。
それでも「自分が甘えているだけ?」と思ってしまう人へ
ここまで読んで、
それでも自分が甘いだけかも…
と思っているなら、
あなたは相当まじめです。
でも、
あほらしいと感じる感覚は正常です。
問題に気づいてしまっただけ。
見ないふりができなくなっただけです。
壊れないための現実的な選択肢
いきなり辞める必要はありません。
でも、
- この環境が本当に普通なのか
- 他にどんな働き方があるのか
それを知らないまま耐え続ける必要もありません。
公務員を続けながら、
情報収集だけしている人はたくさんいます。
まとめ
公務員の仕事が「あほらしい」と感じるのは、
あなたが怠けているからではありません。
- 非効率
- コスパの悪さ
- 理不尽さ
それに気づいてしまっただけです。
もし今、心がすり減っているなら、
一度だけ外の世界を見てみる。
それだけでも、
「自分はおかしくなかった」と分かるはずです。

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