「公務員は安定していてホワイト」
そんなイメージを持って、このページにたどり着いた人も多いと思います。
でも実際に
現場で10年間、市役所職員として働いてきた立場から言うと
公務員=ホワイトとは、とても言えません。
- 残業が多い
- 給料は思ったより低い
- クレーム対応はすべて現場任せ
- 人が辞めても補充されない
それでも
「公務員なんだから仕方ない」
「民間よりマシでしょ?」
で片づけられてしまう。
この記事では、
ネットの噂やイメージではなく、
実際に中で働いていた人間の視点で
“公務員がブラックだと感じる理由”を、できるだけリアルに書きます。
結論:公務員はブラックか?
結論から言うと、
部署・自治体による差はあるが、
少なくとも「ブラックになりやすい構造」は確実に存在する
これが正直な答えです。
以下では、その理由を
現場で感じたブラックポイントとして具体的に説明します。
公務員がブラックだと感じる理由【現場のリアル】
① 給料が低い(特に20代・地方)
公務員は給料が安定していると言われますが、
若手の給料は正直かなり少ないです。
特に地方自治体では、
- 1年目〜20代前半は生活に余裕がない
- 昇給もゆっくり
- 残業しないと手取りが増えない
さらに謎なのが 天引きの多さ。
- 共済
- 互助会
- 組合費
- なぞのお茶代(月2,000円前後)
「お茶ぐらい各自で用意しろよ…」
と内心ツッコミたくなる文化が、
なぜか今も普通に残っています。
② 駐車場代すら自腹の自治体もある
自治体によっては、
- 通勤手当は出る
- でも 職場の駐車場代は自腹
- 結果、通勤手当=駐車場代で消える
- ガソリン代は実費
「役所の駐車場代くらい出せないほど財政きついの?」
と感じる人も多いはず。
③ 職場環境がとにかく悪い
- 席と席、通路が異常に近い
- 書類が多すぎて収納が限界
- プライバシーゼロ
- コロナ禍でも基本は密
- 冷暖房が効かない
「感染対策してます感」は出すけど、
実態は何も変わらない。
形だけの対策が多いのも特徴です。
しかもこの酷暑・極寒の中、勤務時間になってもなかなか冷房や暖房がつかないことも。
ついたとしても定時内のみ。
定時前から庁舎内を冷やしておくや温めておくこともしないですし、定時後の残業中は冷暖房なしです。
ありえなくないですか?
④ 昼休みが“休み”になっていない
昼休みは形式上「休憩」ですが、
- 電気を消して自席で弁当
- 窓口は当番制だが、来客があれば即対応
- ラーメン食べてても呼ばれる
- 暗黙の了解で席にいなければならない
銀行ですら昼はシャッターを閉めるのに、
「昼休みしか来られない市民のため」という理由で
休めないのが公務員。
⑤ 無駄な会議が多すぎる
- 結論は最初から決まっている
- 開くだけで「やった感」
- 管理職の存在意義のための会議
時間だけが奪われ、
現場の仕事は減らない。
⑥ 意味不明な研修が多い
- 「これ何の意味ある?」と思う研修
- 何日も拘束される
- 現場は人手不足なのに強制参加
正直、
人事は現場を見ていない
と感じる瞬間です。
この研修が業務生きるかと言われて素直に「YES」と答えられる人はいないと思うような研修を本気でさせる人事も頭がおかしいです。
⑦ 不祥事が起きると“やってる感”対策
例えば書類郵送ミスが起きると、
- 「再発防止のためダブルチェックします」
- 「研修を実施しました」
と外向けには発表。
でも実態は、
- 人が足りない
- チェックする余裕がない
- 根本原因は放置
結局、現場の負担だけが増えます。
⑧ 上司のチェックが機能していない
公務員の仕事は起案→決裁が基本ですが、
- 何人も上司が通しているのにミスが残る
- 市民にそのまま出てしまう
つまり
誰もちゃんと見ていない。
高い役職手当をもらっている上司が
何も見ていない現実に、虚しさを感じます。
ただ印鑑のスタンプラリーをしているだけ…
⑨ 残業が多すぎる
- 退職者が多い
- 休職者が出ても補充なし
- 仕事量は減らない
結果、
どの部署でも残業が当たり前。
⑩ 休日出勤が多い部署もある
- イベント系は土日出勤が常態化
- 振替休日は名ばかり
- 消化できず消える
⑪ カスハラが多すぎる
- 制度上どうしようもないことへの怒り
- 生活保護費が少ない
- 手当が足りない
「それ、役所の窓口で言っても変わらない…」
と思いながら罵詈雑言を浴びます。
⑫ カスハラでも上司は助けに来ない
- 上司は見て見ぬふり
- 「市民対応だから」と丸投げ
守ってくれない職場は、普通にブラックです。
⑬ 国・県に振り回される末端自治体
- 国「補助金出します!」
- やり方は自治体任せ
- 現場は地獄
コロナの現金給付などで
どれだけ疲弊したか、
現場にいない人には想像できません。
⑭ 改善案は「お金がない」で終了
- システム改善を提案
- 業務効率化を提案
→「財源がない」で一蹴。
やる気は確実に削がれます。
⑮ 頑張る人にだけ仕事が集まる
- できる人ほど忙しい
- できない人は楽になる
- 評価は変わらない
これ、かなりブラックです。
⑯ 評価はほぼ一律・年功序列
- 仕事ができなくても年齢で昇進
- パソコンが使えなくても役職者
- 若手がどれだけ頑張っても横並び
モチベーションが保てるわけがありません。
なぜ公務員はブラックになりやすいのか
個人の問題ではなく、
構造の問題です。
- 人が減っても仕事は減らない
- 時代に合わない働き方
- AI・DXを理由をつけて使わない
- 改善より「前例踏襲」
結果、
人の力だけで無理やり回す職場になる。
それでも「辞める勇気が出ない」人へ
ここまで読んで、
- 「まさに今の自分」
- 「でも辞めるのは怖い」
そう思った人も多いはずです。
いきなり転職しなくてもいい。
でも、
外の世界を知らないまま我慢し続けるのは、
一番しんどい選択
だと、個人的には思います。
まずは情報収集という選択肢もある
- 公務員から民間に転職した人は意外と多い
- 公務員経験を評価する企業もある
- 今より健全な職場は確実に存在する
「今すぐ辞める」ではなく、
転職サイトに登録して
“自分がどんな評価をされるのか”を知るだけでもOKです。
それだけで、
気持ちが少し楽になります。
まとめ
- 公務員は決して一律にホワイトではない
- ブラックになりやすい構造がある
- 真面目な人ほど消耗する
- 我慢が正解とは限らない
あなたが感じている違和感は、
気のせいではありません。

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