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【本音】公務員保健師を辞めたいと思う理由|現場で10年見てきたリアル

「公務員保健師は安定している」
「専門職だし、やりがいがある仕事」

そう思って入庁したのに、
気づけば 「辞めたい」 という言葉が頭から離れなくなっていませんか。

私自身、行政の現場で長く働く中で、
多くの保健師が心身ともに消耗していく姿を見てきました。

これは、
根性が足りないからでも
向いていないからでもありません。

公務員保健師という仕事そのものが、かなり無理のある前提で回っている
──それが現実です。

この記事では、
現場で実際に起きていることをもとに
「なぜ公務員保健師は辞めたいと感じやすいのか」を
きれいごと抜きで書いていきます。


目次

公務員保健師が「辞めたい」と感じる主な理由

① 保健師なのに、事務仕事が異常に多い

行政保健師というと、
住民の健康支援や相談対応が中心だと思われがちですが、
実際には事務仕事の比重が非常に大きいです。

  • 予算要求・予算管理
  • 実績報告書の作成
  • 会議資料・説明資料づくり
  • 膨大な記録作成

特に大変なのが予算関係
事業を回しながら、
「この事業にいくら使っていいのか」「どこから財源を持ってくるのか」を
常に考えなければなりません。

専門職として学んできたことよりも、
役所特有の事務処理能力が求められる現実
ギャップを感じる人は多いです。


② 重たいケースは、基本的に保健師に集まる

行政の中で、
精神的に一番重たい案件を抱えやすいのが保健師です。

  • 虐待が疑われるケース
  • 精神疾患を抱える家庭
  • 生活が破綻しかけている世帯

関係機関と連携はしますが、
現場対応や判断の中心になるのは保健師。

「何かあったら自分の責任になる」
このプレッシャーを常に背負いながら働くのは、
想像以上に消耗します。


③ 地区担当制で、責任が個人に集中する

行政保健師には地区担当制があります。

地区ごとに担当保健師が決まっており、
その地区のことは
担当者がすべて把握しておく前提で仕事が進みます。

  • 地区の住民状況
  • 支援が必要な家庭
  • トラブルの経緯

人手不足でも、業務過多でも、
問題が起きたときにまず対応するのは地区担当。

「知らなかった」「引き継ぎがなかった」は通用せず、
責任だけが個人にひも付けられる仕組みになっています。

仕事が終わっても頭から地区のことが離れず、
心が休まらない原因の一つです。


④ 女性が多い職場特有の、人間関係のしんどさ

行政保健師の職場は、
女性が圧倒的に多いケースがほとんどです。

閉鎖的な環境の中で、

  • 噂がすぐ広まる
  • 表では穏やか、裏では評価が下がる
  • 空気を読めないと浮く

いわゆる「大奥」的な空気に疲れてしまう人も少なくありません。

仕事の中身以上に、
人間関係で消耗してしまうことも
「辞めたい」と感じる大きな理由です。


⑤ 外に出る仕事が多く、残業が当たり前になる

訪問や出先での対応が多いため、
記録作成や事務作業はどうしても定時後になります。

  • 訪問記録
  • ケース記録
  • 報告書作成

勤務時間内に終わらせるのはほぼ不可能で、
残業が常態化。

それでも
資格職なのに資格手当はない
責任に見合った待遇とは言えない現実があります。


⑥ 異動が避けられず、仕事を一から覚え直す負担

公務員である以上、
異動は避けられません

しかも、

  • 虐待対応の部署から
  • 突然、保育園や母子保健の部署へ

といった、
業務内容が大きく変わる異動も普通に起こります。

これまで積み上げた経験がリセットされ、
また一から人間関係・業務・制度を覚え直す。

精神的に追い込まれているタイミングでの異動は、
追い打ちになることもあります。


それでも「辞められない」と感じてしまう理由

  • 公務員だから安定している
  • 辞めたら後悔するかもしれない
  • 周りに辞めた人がいない

こうした理由で踏みとどまる人は多いです。

でも、
今のつらさを我慢し続けることが正解とは限りません。


辞めた保健師のその後(実際に見た例)

私の周りでは、
自治体の保健師を辞めて
児童発達支援の事業所に転職した人がいます。

給料は少し下がりましたが、

  • 専門性を活かせる
  • 異動がなく、仕事を覚え直す必要がない
  • 働き方がゆるく、精神的にかなり楽

と話していました。

「毎日不安を抱えながら働くより、今の方が幸せ」
その言葉が、とても印象的でした。


今すぐ辞めなくてもできる、現実的な選択肢

ここまで読んで、

「やっぱり辞めたいかも…」
「でも、すぐには無理」

そう感じたなら、
まずは情報収集だけでもしておくのがおすすめです。

  • 自分の資格がどこで活かせるのか
  • 他の職場の働き方や待遇
  • 公務員以外の選択肢

これを知るだけでも、
心の余裕は大きく変わります。


まとめ|あなたが悪いわけじゃない

公務員保健師が辞めたいと感じるのは、

  • 仕事量
  • 責任の重さ
  • 人手不足
  • 制度の限界

これらが重なっているからです。

あなたが弱いわけでも、
逃げているわけでもありません。

選択肢を知ることは、甘えではなく自分を守る行動です。


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