「地方公務員=安定」「地方だから生活費が安い」
そう思って入ったのに、実際に働き始めてから「生活がきつい」と感じている人は少なくありません。
給料が極端に低いわけではない。
浪費しているわけでもない。
それでもなぜかお金が残らない。
この記事では、地方公務員として実際に働いた立場から、
- 給料の現実
- 生活費がかかる理由
- なぜ「苦しい」と感じやすいのか
を、きれいごと抜きで整理します。
地方公務員の給料は本当に低いのか【結論:手取りが増えにくい】
地方公務員の給料は、数字だけ見ると「そこまで低くない」ように見えます。
問題は手取りと伸びしろです。
初任給〜20代は正直きつい
- 初任給:額面18〜20万円前後
- 手取り:14〜16万円台
地方だとしても、
車・家賃・生活費を払うと余裕はほぼありません。
実際に私の初任給の手取りは15万でした。額面は18万でいろいろ引かれて15万。
実家暮らしだったため家賃等の負担が一人暮らしの方よりかは少なかったのでなんとかできましたが、1人暮らしとなると最低限の生活しかできませんよね。
昇給しても実感がない
- 毎年の昇給額は数千円〜1万円程度
- 税金・共済・住民税で相殺される
毎年公務員は昇級しますが、それに合わせて住民税なども一緒に上がります。
そのため、実際の手取りとして上がる額は数千円のことも。
「何年働いても生活が楽にならない」
この感覚が積み上がっていきます。
地方公務員の生活費はなぜ高くなりがちなのか
「地方=生活費が安い」は幻想です。
車が必須(しかも1人1台)
- 通勤に車必須
- ガソリン代
- 自動車保険
- 車検・修理費
通勤手当が出ても、ほぼ相殺 or 赤字という自治体も多いです。
車ってかなりお金が必要な高級品になりつつあるにもかかわらず、地方や田舎では必須なんです。
少ない手取りの中で車関係の支出の割合は大きいです。
地方なのに家賃が安くない
- 官舎がない or 老朽化
- 駅近・市街地は意外と高い
- ファミリー向けはさらに高額
地方としても、家賃はかかります。
私の住んでいた自治体ではワンルームでも5~6万はします。
住宅手当は出ますが、満額は出ないため負担が生じるので生活は苦しくなります。
また結婚や出産などで部屋数を増やすとなるとさらに家賃は上がりますよね…。
でも住宅手当の上限は決まっているので、増えることはありません。
「生活が苦しい」と感じやすい理由は給料だけじゃない
地方公務員がしんどいのは、将来が見えすぎること。
昇給カーブが最初から決まっている
- 10年後、20年後の給料がほぼ読める
- 頑張っても急に上がることはない
→ 希望よりも閉塞感が強くなります。
私の職場ではお茶代という謎の費用の徴収のために、職場の人の月収を知らざるを得ないことがありました。
そこで管理職の月収などを知ることができたのですが、課長クラスで43万とかでした。
自分の未来が見えてしまい、将来に不安しかありませんでした。
副業がほぼできない
- 収入を増やす選択肢がない
- 生活改善=節約しかない
公務員はなぜか副業が禁止されています。
給料と一部の認められた副業の中でしか生活ができません。
これだけ手取りが少ないのに、副業で収入を増やすことができないなんて正直ありえないですよね。
共働き前提になっている地方公務員の現実
正直に言うと、
地方公務員1人の給料だけで余裕のある生活はかなり厳しい
というケースが多いです。
- 独身ならギリギリ成立
- 子どもができると一気に厳しい
- 教育費・住宅ローンで詰む
結果として
「共働きが前提」「配偶者の収入頼み」
になりやすい。
それでも地方公務員が辞めにくい理由
生活が苦しくても、多くの人が辞めません。
安定を失う怖さ
- 民間の情報が少ない
- 比較したことがない
周囲の目・世間体
- 「公務員辞めるの?」と言われる
- 親世代の価値観
だからこそ、
不満を抱えたまま我慢する人が増えるのが現実です。
生活が苦しいと感じたときにやるべき現実的なこと
いきなり辞める必要はありません。
でも、何もしないのが一番しんどい。
まずは「比較」するだけでいい
- 民間だと年収はいくらか
- 働き方はどう変わるか
- 公務員経験がどう評価されるか
情報を持つだけで、
「今の苦しさは一時的か、構造的か」が見えてきます。
👉 在職中に情報収集できる転職サイトに登録しておく
それだけでも、精神的にかなり楽になります。
まとめ
- 地方公務員の生活が苦しいのは甘えではない
- 給料と生活費のバランスが崩れやすい
- 昇給が見えすぎることで将来不安が強くなる
- 共働き前提の構造になっている
- 大事なのは「知る・比べる・選ぶ」
今の環境がすべてではありません。
選択肢を持つこと自体が、生活を守る一歩です。

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