公務員の人事異動は、正直「異常」だと思いませんか?
公務員の人事異動について、
民間企業から転職してきた人がこんなことを言っていました。
「公務員の異動って、民間で言えば“転職”と同じレベルですよね」
この一言、あまりにも的確で忘れられません。
多くの公務員は
「異動は当たり前」「仕方ないもの」
と受け入れてしまっていますが、冷静に考えるとかなりおかしい制度です。
公務員の異動は“部署替え”ではなく、ほぼ転職
民間企業にも異動はあります。
ただし多くの場合、
- 同じ業界
- 同じ業務内容
- 同じシステムやルール
- 違うのは店舗やチームだけ
というケースがほとんどです。
つまり、仕事の容量は分かっている状態での異動。
一方、公務員はどうか。
- 障害福祉 → 財政
- 児童虐待対応 → 保育園担当
- 窓口業務 → 企画部門
制度も法律もシステムも、
すべてが別世界。
これはもはや「異動」ではなく、
毎回ゼロから始まる転職です。
体験談①:仕事ができる人ほど、意味不明な異動をさせられる
実際にあった話です。
障害福祉という激務部署で、
仕事がかなりできていた30代男性職員がいました。
- ケース対応も早い
- 制度理解も深い
- 周囲からの信頼も厚い
ところがある日、
突然「財政課」への異動。
理由は
「全体を経験させるため」。
結果どうなったか。
- 福祉の現場は人手不足に
- 本人は一から財政を勉強
- それまでの専門性は完全にリセット
誰が得をしたのか、正直分かりません。
体験談②:仕事ができない人ほど、楽な部署へ行く
一方で、
PCもろくに使えず、仕事も回せない管理職の女性は
支所などの比較的楽な部署へ異動。
「配慮」「負担軽減」という名目ですが、
現場からすればただの不公平です。
頑張っている人ほど消耗し、
できない人ほど守られる。
これが公務員の人事異動のリアルです。
体験談③:パワハラ職員は“逃がすため”に異動させる
さらに意味不明なのがこれ。
パワハラで有名な職員について、
「今の部署に置いておくと周りがかわいそうだから異動させる」
という理由で異動。
つまり、
- 問題行動は是正しない
- 評価も下げない
- ただ別の部署に押し付ける
結果、被害者が移動するだけ。
これ、組織としてどうなのかと本気で思います。
3~5年で必ず異動する制度自体がおかしい
公務員には暗黙のルールがあります。
「だいたい3~5年で必ず異動」
本人の適性や希望、
成果や専門性は、ほぼ考慮されません。
専門性が身につく前に、すべてリセットされる
行政の仕事は正直、
- 制度が複雑
- 関係機関が多い
- 例外対応だらけ
3年では
「やっと分かってきた」
くらいが現実です。
それなのに、
そのタイミングで強制異動。
結果、
- どの部署でも中途半端
- 専門と言えるものがない
- キャリアが積み上がらない
という状態になります。
民間では評価されるスキルが、公務員では不要扱い
民間なら、
- 「この分野のプロ」
- 「この仕事ならあの人」
と専門性を伸ばします。
公務員は違います。
- 専門性よりローテーション
- 強みより前例
- 個人より組織都合
「誰でも代わりがきく」前提で
人を動かすため、
人材が育ちません。
異動先で係長・管理職になる“意味不明な現象”
さらにおかしいのがこれ。
異動した先で、
制度も業務もよく分からないまま
係長・管理職として部下に指示を出す立場になること。
- 現場を知らない
- 制度も理解していない
- 判断できない
でも肩書きだけは上。
結果、
- 現場は混乱
- 決裁はハンコのスタンプラリー
- 責任は担当者に丸投げ
「何のための管理職なのか?」
と感じる場面は数え切れません。
「人材育成」のはずが、人材消耗になっている
建前では、
- 視野を広げるため
- 総合力をつけるため
と言われます。
でも現場で起きているのは、
- 毎回ゼロから
- 引き継ぎ不足
- 慣れる前にまた異動
これは育成ではなく、
消耗です。
「おかしい」と感じた時点で、感覚は正常
もしあなたが、
- 人事異動に疑問を感じている
- 専門性が身につかない不安がある
- このまま定年まで耐えるのがしんどい
そう思っているなら、
それは甘えではありません。
制度のほうが、明らかにおかしい。
異動のない働き方を知っておくことが、自分を守る
すぐに辞める必要はありません。
でも、
- 異動のない職場
- 専門性を評価される環境
- 年数ではなく成果で見られる世界
を一度知っておくことは、
これからの人生の保険になります。
「公務員の人事異動、おかしいよな」
そう思ったあなたは、
もう次の選択肢を考える段階に来ています。

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